アイデンティティの意味は?【意味や定義をわかりやすく解説】

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アイデンティティとは、日本語では自己同一性・独自性と訳さ、「環境や時間の変化に影響を受けず、変わらない自分自身であるという認識」を指します。
簡単に言えば、「自分らしさ」のことです。

アイデンティティの意味を分かりやすく解説

アイデンティティ(identitiy)とは、哲学や心理学の分野でよく使用される言葉です。
日本語では「自己同一性」という風に訳されます。

  • 自分は自分であるという普遍的な認識
  • 確固たる自分らしさや個性の認識

このような、「自分らしさ」の概念を指してアイデンティティといいます。

わかりやすく考えるなら、「自分らしさが明確で確立している状態」といってもよいでしょう。

アイデンティティをさらに詳しく

デジタル大辞泉によると、「アイデンティティ」は以下のように記載されています。

1 自己が環境や時間の変化にかかわらず、連続する同一のものであること。主体性。自己同一性。
2 本人にまちがいないこと。また、身分証明。

参考サイト:デジタル大辞泉(weibo国語辞典) https://www.weblio.jp/

アイデンティティの重要なポイントは、アイデンティティとは時間や環境に影響を受けない普遍的な認識であるということです。
つまり、時間や環境の変化に影響を受ける「自分らしさ」は、アイデンティティではないのです。

アイデンティティはどのように作られる?

アイデンティティは、他人、社会との関係の中で築かれていくもので、思春期から青年期にかけて形成されていきます。

思春期や青年期、10代20代のころは、性格診断や心理テスト、友達の交友関係や恋愛話が好きな人が多いですよね。
この時期はアイデンティティ確立のための「自分探し」をする時期でもあるのです。

アイデンティティは、一人では認識することができません。
ら「あなたはこんな人間だ」といわれたり、自分自身を周囲と比較して「自分はこういう人間だ」と感じたり、
そうやって、周囲との関係の中で自然と自分自身を感じていくことで、アイデンティティは作られていきます。



アイデンティティにまつわる言葉

アイデンティティ確立

自分はどんな人間か、自分のやりたいことは何か……など、自分自身を見つめ、自分の芯を定めることを「アイデンティティ確立といいます。

アイデンティティが確立された状態とは、自分自身のやりたいこと、自分らしさが明確に定まっているということです。
この状態であれば、主体的に人生の選択を行えて、充実感のある毎日を送りやすくなります。

アイデンティティ拡散

反対に、アイデンティティが定まらない状態のことを「アイデンティティ拡散といいます。
自分と他人を比較しすぎて挫折したり、自分自身で物事を判断する経験が少なかったりすると、アイデンティティ拡散の状態になりやすいです。

アイデンティティが拡散している人は、自分のやりたいことがわからない、自分らしさがわからず自分を信頼できない、といった状態になっています。
この場合、自分の人生に対する主体性が損なわれ、抑うつ的な気分になってしまいます。

アイデンティティクライシス

アイデンティティを確立したように見える人でも、病気や転職など大きな環境の変化で自分自身を見失い、「アイデンティティクライシス(アイデンティティの危機)」を迎えてしまうことがあります。
つまり、自分らしさや自分のやりたいことがわからなくなってしまった状態のことです。

また、アイデンティティ確立時期に、「若くて美しいこと」「他人より権力があること」など、時間や環境で変わっていってしまう事柄に自分のアイデンティティを見出していると、それらがなくなったときに、アイデンティティクライシスを迎えます。

先ほどの通り、アイデンティティは時間や環境に影響を受けない普遍的な認識であることがポイントです。

アイデンティティの見つけ方

アイデンティティの確立には、以下の点が重要になってきます。

  • 自分を理解すること
  • 周囲を理解すること
  • 自分で決断すること

人間は社会や他人との様々な関わりの中で、自分自身のアイデンティティを見つけ出します。
自分の考えと周囲の考えの両方を理解したうえで、自分で決断する、この積み重ねでアイデンティティは確立していくのです。

何か自分で考えて新しいことに挑戦してみる
周囲の人と会話をして自分を見つめなおす

あなたは「自分はこうだ!」と胸を張って言えるアイデンティティがありますか?
自分自身についてをあたらめて見つめなおすと、人生が豊かになるかもしれません。

アイデンティティに関して関心がある方は、以下のようなアイデンティティを問う思考実験の記事も読んでみてください。